アラスカ日記2000年12月16日〜22日
[16日テキスト] [16日写真]
[17日テキスト] [17日写真]
[18日テキスト] [18日写真]
[19日テキスト] [19日写真]
[20日テキスト] [20日写真]
[トップ・メニュー]
2000.12.18
今朝の気温はマイナス15度、とても暖かいです。
昨夜からの雲の状態はそのままで、厚い雲に覆われたままでした。

今日は、フェアバンクスから80kmのところにある、チェナ温泉に つかりに行ってきました。片道ちょうど1時間の行程です。

日の出が11時 日の入りが2時半ということで、明るいうちに 温泉につかってこようと思い、11時少し前に出発しました。
今日のお昼は、サブウエイのサンドイッチです。これなら冷えても というか、最初から冷えているので、時間がたっても、美味しく いただけます。ターキー(七面鳥)サンド6インチサイズを頼みました。
もちろん、野菜をたっぷり入れることを忘れずにです。
マスタードもたっぷり?入れてもらいました。

チェナ温泉の道中は、気温も高めとあって、あまり雪も氷もなく 驚いたことに、凍っていると思っていたチェナ川は、ところどころ 流れの早いところは、まだ凍っていませんでした。

これから2月にかけて、冷え込みが厳しくなると、そこも凍るんだろうなぁ と思いつつ、温泉へ向かいました。

途中、休憩のため立ち寄った雑貨屋さんの前で、トラックの荷台のカゴや さらにトレーラーも引っ張っていたのですが、たくさんの犬ゾリ用の犬が 積まれていました。穴から首をだしていたのでが、中には寒くて震えている 犬もいました。でもどれも元気そうで可愛かったです。

チェナ温泉は予想通り、やっぱり白くなっていませんでした。
ちょっぴり残念。やはり、氷の張り付いたイメージを想像してしまうので ざんねんです。

久々に犬ゾリに乗りました。以前は35ドルくらいでしたが、今回は40ドル になっていました。
気温もちょうど良く、犬達は大変楽しそうに走ってくれますが、後半は ながしまが重すぎるせいで、ちょっとバテぎみでした(笑)


温泉に入って、のんびりとしていると日が暮れて来ました。

再びフェアバンクスへ向けて出発です。チェナ温泉を出たところから 空の雲がなくなって来て、快晴状態になりました。今夜は期待大です。

ホテルへついてすぐトナカイのステーキのあるレストランへ行きました 時刻は6時半でしが、星がキラキラと輝くそんな夜空になっていました。

トナカイのステーキは今年もやっぱり美味しかったです。


ところが、食事を終えて外に出てみると、なんとうす雲が....

そして、オーロラを見に出かけたのですが、ますます雲が厚くなり、 今日は何も見えませんでした。

あ〜残念
今回はムースに出会いました。
ムースとは、アラスカに住むオオヘラジカのことです。
大きな馬ぐらいの大きさがあります。
巨大な角が特徴です。親子連れの時には近付くと大変危険です。

チェナ温泉の途中で、200mくらい先を黒い人陰のようなものが 横切りました。対向車もスピードを落としているみたいで、 でも、なんで人がこんなところで道を横断しているのだろう.... と思っているうちに、私の車はその現場に徐々に近付いて行きました。
現場から40-50mまで近付いた時に、相変わらず対向車はとまったまま のようでした。次の瞬間、あらたな物体が道路を横断を始めました。

なんと良く見ると、4本足の大きな生物=ムースでした。
ゆったりと道路を横断して行き、道路わきのしげみに姿をけして 行きました。


それから、夜に、いつもの場所へオーロラを見に行く時でした。
現場まであと数マイルといいうところで、対向車がなんとなく ハザードを出した様でした。一瞬のことだったので、なにか 注意しろという意味か?もしかしたらムースが車にはねられて 道路に横たわっているとか....そんなことが頭をよぎった その瞬間、ヘッドライトの中に黒いような、灰色ような物体が 浮かび上がって来ました。
まだ、対向車線側だったのと、自分もスピードだうんしていたので、 何ごともありませんでした。

現場を通り過ぎた後、対向車がきたので、こちらも合図を送り ました。すれ違ってバックミラーをみると、その車は無事に そこを通過して行った様でした。

真っ暗や間に、黒い物体が道路を歩いている....気をつけなければ いけません。

帰りには、そこにはもう何もありませんでした。


それから、ムースと言えば、オーロラを見に行く森の入り口の ところに、茶色い物体が落ちていました。
まるで「亀の子たわし」さながらの、その物体はよくみると たぶんムースの糞だろうなあ...という感じでした。

また、雪の積もったところを良く見ると、ハート形をした足跡があ あります。ムースの足とだろうと思いますが、良く見ると そんなのが、雪の上にあちこちありました。
ムース達は氷点下の中でも元気に生きている様です。