アラスカ日記2001年12月24日〜2002年1月2日
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2001.12.24 アラスカから...1
2001年もアラスカからレポートおくる事になりました。12/31までおつきあい下さい(といっても送る程の気力があればの話ですが)

 12/24の午前、岡山空港を飛び立ち韓国ソウルにできた新しい国際空港・ 仁川(インチョン)国際空港を経由して、アラスカのアンカレジ→フェアバン クスへとたどり着きました。とうとうこれで目標のフェアバンクス5回制覇を 成し遂げました。(といっても途中ですが...)

 フェアバンクスはただ今12/25午前4時 快晴 気温摂氏マイナス26度。
5回目のオーロラもとても大きなオーロラを見る事ができ大変満足しています。

帰国は12/31にフェアバンクスを出発して、行きのルートを後戻りして、 1/2の午前に岡山に辿り着きます。

今回の飛行機です。
 行き KE 762 岡山 (OKJ) 仁川 (ICN) 12/24-09:50 11:35 333
    KE 085 仁川 (ICN) アンカレッジ (ANC) 12/24-18:30 08:10 744
    AS 095 アンカレッジ (ANC) FAIRBANKS (FAI) 12/24-11:30 12:25 734

 帰り AS 108 FAIRBANKS (FAI) アンカレッジ (ANC) 12/31-13:49 14:49 734
    KE 086 アンカレッジ (ANC) 仁川 (ICN) 1/1-03:45 05:45*1 744
    KE 761 仁川 (ICN) 岡山 (OKJ) 1/2-09:40 11:05 AB6

(出発前に両替えをしたら131円...うぅ思いっきり円安です。)

アラスカから...2

現地でまたまたレンタル携帯電話を借りました。

番号は 010-1-907-460-3209 (もちろん国際電話です)
マイラインの登録をしていない時には010の前に、電話会社の選択番号が必要です。興味のある人はかけてみて下さい。


アラスカと題して送る内容は今度は韓国の話です。
 いままで、ソウルの国際空港は金浦(きんぽ)空港でした。少し前に、新しい大きな空港に移転しました。それが仁川(いんちょん)空港です。モダンなつくりに、巨大な空間という感じでした。

 ここでお昼の時間になったので、本場?韓国の料理をと思い、前から食べたかった「冷麺」を頼みました。非常に腰のある麺で、なかなかの味でした。

アラスカから...3

 1と2を送ったところで眠くなりダウン...
(仁川空港のつづきから)
 空港の国際線のゲート(待ち合い)のところには、無料でインターネットに接続されたパソコンを使う事ができました。といっても6台しかなく、順番をちょっと待つような感じです。このパソコン、日本語の表示はできるのですが、入力はやっぱりダメでした(笑)

 ちょっとお昼寝をしたり、そのパソコンをつついていたりしたらあっという間に待ち時間の6時間が過ぎました。

 予定通り、飛行機に乗り込みましたが、飛行機は久々のジャンボ(ボーイング747)前回は96年のソウルーサンフランシスコでした。しかしながら、乗客は100人もいないくらいでした。これもアメリカの同時多発テロの影響か...と思いながら、そう言えば、96年の時も95年の時もいつもガラガラだったなぁとふと思い出しました。

 ファーストクラスよりもゆったり乗れる、エコノミーシート...そんなサービスの良さ(?)も私が大韓航空が好きな理由です(笑)

 飛行機といえば98年〜00年までのこれまでのアラスカは4回とも関西国際空港→シアトル→アンカレジ→フェアバンクスのコースでしたが、いずれも満席の状態でした。

 飛行時間も、大阪を夕方出発した飛行機は30時間かけて夜のフェアバンクスに着きます。岡山発で大韓航空の便の場合途中6時間の待ち合わせがありましたが、出発してからほぼ20時間で着きます。10時間もの行程に差があります。

 ゆったり座れ、時間も短い...飛行機料金もほぼ同じ...次回からこのコースで行きます。(笑)
(しかし、空席が多いと赤字路線となり、廃線にもなりかねないのですが)

アラスカから...4

 (大韓航空の話だけでなく、そろそろ、オーロラやアラスカの話をせねば) 飛行機は順調に飛び、最初は東へ進み日本の東北地方を通過したあと、進路を北寄りに変えアリューシャン列島の方へ進みました。ソウルから7時間程でアンカレジです。

 アンカレジには午前8時過ぎに着きますが、この時期夜の長いアラスカでは昼前に太陽が登って来ます。ですから到着の少し間にオーロラが見えるかも知れません。そのために北側の窓となるA列をとりました。
 アラスカ時間で6時半、携帯電話のバイブレーションを目覚ましにして、お腹に抱いて寝ました。携帯のバイブレーションで目がさめ、窓の外を見ると...

 窓一杯に広がった大きなオーロラが見えました。

 ちょうどアリューシャン列島の終わり、アラスカ半島の上空を飛んでいます。左右に広がった光のアーチというか、光のカーテンはうねるように、ゆらゆらとゆれ動きながら次々とその形を変えて来ます。いつまで見ても見飽きません。

 カメラを取り出し5〜15秒程度の露出で取りました。2000年2月にもフェアバンクス→シアトルの飛行機らオーロラを見ましたが、その時には全然まともに写りませんでした。今回はどうなるでしょうか。

 見始めて30分程して午前7時すぎ、客席内の照明が着きました。こうなると、窓の光の反射で、窓からちらっと見ただけでは、見えません。しつこく毛布をかぶり、それを窓に押し当てて、オーロラをみました。やがて飛行機は高度を下げて、オーロラ観察の第0回目が終わりました。アンカレジは、霧のようす。


アラスカから...5

 アンカレジで入国審査をうけて、乗り換えです。かつての日本からヨーロッパやアメリカ東海岸の乗り継ぎだったこの空港は日本から一番近いアメリカ本土の国際空港です。しかしこの10年で飛行機を巡る条件が大きく変化して今では日本からアンカレジの直行便はありません。98年の夏頃に、チャーターが成田→アンカレジで飛んでいましたが今はもうそんなフライトもありません。

 逆に日本から遠い空港になってしまい、今ではソウル経由で行くのが一番近い方法と思います。そんな大きな空港ですが、国際線のターミナルは非常にがらんとしています。国際線ターミナルから国内線ターミナルへバスで移動して、アンカレジ→フェアバンクスの飛行機のチェックインです。もちろんマッキンリー山を見るために、A列の獲得にチャレンジ、すんなり取れました。

 ゲートへの入り口には、迷彩服で身を固めた兵隊さんが3人もいました。もちろん、腰には銃が下げられています。私は問題なく通過する事ができましたが、兵隊さんの鋭い目つきはちょっと恐い感じがしました。国内線のゲートはクリスマスを家族のいるふる里で過ごそうとする乗客がいっぱいいました。しかし私の乗るフェアバンクス行きの待ち合いはがらんとしています。

 飛行機に乗ってみると、後ろ半分がガラガラです。空港にいた人のふる里は、どうやらフェアバンクスではなかったようです。最後尾の窓側に席を変え、マッキンリー山の見えるのを待ちます。アンカレジ上空は霧も晴れ、快晴になってきました。マッキンリー山が見えそうです。飛び立って15分もするとマッキンリー山が見えて来ました。朝日をあびて立ち上がるその山の姿はいつ見てもすばらしいです。登る事はできませんが、その姿を上から眺める事ができるだけでも満足です。

 全ての行程を定刻通りで飛び、無事にフェアバンクスへ到着です。

アラスカから...6  フェアバンクスも快晴でした。今夜のオーロラが楽しみです。

 レンタカーを借りて、携帯電話もかりて、準備OKです。と、今日のもう一つの予定が、日本に来ていたALTの家にお土産を持って行く事です。昨年の12月にお邪魔した家です。彼は今週、フェアバンクスで結婚式をあげる事になっていて、それに参加するのも今回の旅行の計画の一つです。ところで彼の相手の女性はなんと広島の方 なのです。私は全然しらない人ですが、彼の優しい人柄にはだれでも憧れると思います。

 彼の家に電話をすると、来て下さいとのこと、さっそくお土産の「もみじまんじゅう」とレトルトの「広島風お好み焼き」を持って行きました。

 彼の家につくと新婦の家族も広島から来ていていろいろ話をしました。新婦の弟さんも来ていて、どこかで見た顔で名前も見覚えがあるなぁ...と思ってたら、なんと彼は10年ほど前に広島でやっていたパソコンBBSのメンバーで、私の高校の後輩でした。意外なところで久々の再開でした。(笑)

 夜は、その家でクリスマスパーティーをするので、ぜひ参加して下さいとのこと。当然、断るわけもなく参加しました。家族や親戚、友人を招いているとのことで、約20人もの人が集まりました。料理の中で一番美味しかったのは七面鳥を焼いたものでした。私のイメージでは七面鳥は固いという感じでしたが、とても柔らかく作ってあり、非常に美味しかったです。お母さんに聞いてみると、柔らかくなるように工夫しているとのことでした。やっぱり手の込んだ料理は美味しいです。他にもたくさんの家庭料理を頂いて大満足でした。

 食事の終わった後は、彼のお父さん主催のゲーム大会。お父さんはすごくひょうきんな人で、次から次へといろいろなパーティゲームをしました。あっという間に夜になり、パーティは終わりました。私はホテルへ帰ってオーロラ観察の準備です。

アラスカから...7

 ホテルに帰ったのは11時半、オーロラ観察の準備をして車に乗り込もうと外にでると、ちょうど頭の上近くにオーロラが見えてきました。

 すぐに車を飛ばして、毎年行っている森の入り口へ行きました。すでにオーロラは明るく輝いており、カメラのセッティングをして撮影しました。気温はマイナス29度、今にもカメラが凍り付きそうです。

 オーロラは形を変え、明るさを変え、次々とあらわれます。頭の真上で渦をまいたり、かなりすばらしいオーロラでした。しかしながら、ちょうと半月過ぎのあかるい月があり、細かいくらい部分が見えにくい感じでした。それも大きさはすばらしく アラスカまで来た甲斐があるオーロラでした。午前2時ごろになり、オーロラも薄くなって来たので、第1回目の観察は終わりにしました。


ながしまつぎはる