アラスカ日記2001年12月28日
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2001年12月28日の日記
朝はマイナス4度、やっと涼しい温度になってきました。
 今夜は結婚式です。花婿がフェアバンクス出身の方で、私の家の近くの中学校に2000年9月〜2001年7月まで英語指導助手(ALT)として来られていたの偶然に知り合いになり、昨年(2000年)12月にはフェアバンクス市内にある彼の家に訪問し(おしかけ)ました。そんな彼が、今年、広島で素敵な女性(こちらは日本人です)と知り合い、めでたくゴールインされました。その結婚式がありました。

 お昼は非常に天気が良かったので、その辺をドライブして来ました。昨日行ったアンカレジ方面へ20キロほどのところにある、マッキンリーの良く見える所まで行きました。昨日はどんよりした天気でしたが、今日は抜けるような青空です。夜まで天気が持って、オーロラが見えるといいのですが....マッキンリーにはすこし雲がかかっている感じでしたが、なかなかきれいでした。

 そのあと、フォックスというむらにあるアメリカ最北のビール工場に行きました。金曜日なのであいていなかなぁ...と思ったのですが、夕方5時からでないとダメだとのことで、今回も断念しました。

 夜は、市内のホテルでウエディングパーティに参加しました。日本の披露宴とはちがってすごく気楽な雰囲気で参加できる感じでした。みんな席も思い思いのところに座ってわいわいやっています。やがて花嫁があらわれて、神父さんのお話と、誓いの言葉、両親からお祝の言葉など、どんどん進行して行きます。

 セレモニーの締めくくりは、太いローソクの両脇に細いローソク2本がたっています。まず細いローソク2本に火を着け、花嫁、花婿それぞれ1本づつもちます。そして、同時に二人で太いローソクに火を着けます。こんな感じであっというまにセレモニーの方はおわりました。

 花嫁花婿が退場して、トビラの外にはウエディングケーキがあります。もちろん上から下まで食べれるケーキです。これにナイフを入れるのですが、二人でナイフを持つのではなく、花婿が一切れほど切ります。それを花嫁の口元に持って行き食べさせます。つぎに花嫁がナイフをもち、一切れ切って、それを花婿の口元に持って行き食べさせます。それが終わったら、みんなでケーキを切って食べます。

 そして、入り口ちかくに、花嫁花婿、家族、付き添いがならび、みんなが順番に「おめでとう」の挨拶です。そしてみんなで中に入ってまた食事をします。出たり入ったり、外のバーへ飲み物を取りに行ったり、自由気ままな感じで、でもすごく盛り上がっています。食事のほうは、ビュッフェスタイル(バイキング?)で、自分で好きな物を取りに行って食べます。

 なかなか素敵な、でも思い思いのスタイルで参加でき、本当に合理的な結婚式でした。服装も半分くらいのひとがスーツでしたが、ネクタイをしていない人もいたり、本当に気楽な雰囲気でした。私はタキシードを借りて、生まれて初めて蝶ネクタイの服を着ましたが、それはそれで、ぜんぜん浮いている感じでもなく、ほんとうに自分の好きなスタイルで参加できる結婚式だと感じました。

 夜になって気温はマイナス18度、やっとアラスカらしい気温です。今までの感じた所では、マイナス15度くらいがちょうどいいように思います。

 夜はこのホテルで働いている日本人のかたが、スキーランドの近くにログハウスを建築中だということで、そこに行きました。オーロラを見るには絶好のポイントでしたが、ここへ行く途中の道で、数秒間のオーロラが数回みれただけで、大きなオーロラは現れませんでした。

 このログハウスの方、御夫婦、新婦の御家族3人、新婦の友人夫婦2人と私とで、午前5時過ぎまでかたりました。ホテルに帰ったら午前7時前でした。