アラスカ日記2001年12月29日
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2001年12月29日の日記
朝はマイナス20度ほどでした。
今日は、今までフェアバンクスから北の村とかに行った事がなかったので、頑張って行ってみる事にしました。北緯66.6度=北極圏の境界線にある村、フォートユーコン村とそこからもう60きろ東にあるチャルキーチクの村です。これらの村へ行くには、道路はなく、飛行機を使うか、犬ぞりに乗って行くしかありません。
今日は霧が出ていて、しかも少し雪がふっていました。空港は除雪のために出発が遅れたり、けっこう大変そうでした。
飛行機が飛び立ち、霧の上に出ると、やっぱり別世界です。フェアバンクス周辺の霧はそんな広くまで広がっておらず、すぐに地面が見えて来ました。広大なアラスカの原野は果てしなく続いているかのように見えます。しかし行ってもいっても人間の開発した痕跡が見れます。
険しい雪をかぶった山と、くねくねと曲がりくねった川が交互に見えて来ます。やがて最後の山、ホワイトマンテンが終わると目の前に広大な平原が広がりました、100キロ以上はあるのではないかと思われるその平原はユーコン河の河原とでもいいましょうか、とにかく平たんな土地がずーっと続いています。そして大きな川が見えました。ここだけ凍っていないようです。これがユーコン河かなと思いました。あとはひたすら氷と雪の連続です。
すると飛行機は高度を下げはじめ、最初の目的地であるフォートユーコンの飛行場に着きました。ここまで約1時間。着陸する直前窓から数十件の小さな小屋ばかりの村が見えました。気温はマイナス20度くらいです。乗客と荷物をおろすと、すぐに次のチャルキーチクへ向かいました。
30分程でチャルキーチクの村へ着きました。ユーコン河の平原の中にあるほんとうに小さな村です。ここでも荷物と乗客一人をおろし、入れ代わりに一人乗って来ました。北極圏の境界線にあるこのむらは、しばらく太陽をみていないようです。もう少ししたら、太陽が見えるようになると思います。荷物を積み換え、すぐに帰路につきました。小さな村との生命線...そんな感じの飛行機でした。
夜は、例によってトナカイのステーキを食べに行きました。ステーキを食べているうちに雲が広がって来て今夜はオーロラは見えませんでした。